個人情報とは?・・・電話今昔物語
氏名・住所・電話・・・・社会人としての生活を維持するための最低限の基盤である事は昔も今も変わるまい。
もっとも大昔は電話はなかったけれど。
1940年代、私のオヤジは医者をしていた。電話の引き込み優先権があるということで申し込んでいたが、なかなかくれくて、「呼び出し電話」でずーと医者をやっていた。
隣近所に電話の取り次ぎの義務を追うことを条件に、電話回線を引いてもらった家が、近所の「福田さん」を呼んでくれと電話を受けて「福田さーん電話ですよー」と叫んでいた。これが呼び出し電話である。だから我が家の看板にも名刺にも隣の家の電話番号を、呼び出し電話と銘打って堂々と掲げていた。
電話が全くの貴重品であった。
「ワトソン君、用事がある。ちょっと来たまえ」
1876年3月10日。グラハム・ベル世界初の送信。
1945年3月10日。東京大空襲。呼び出し電話の俺んち焼けた。・・・関係ないな。
1878年。日本では、その機械を輸入して製作したという記録がある。
1890年。意外と世界的にも早い時期に電話回線が引かれたようだ。庶民の感覚が追いつかないで、声が届くなら荷物も届くだろうと、電線に荷物をぶら下げた奴もいたという話も残っている。
ところで私は町の印刷屋である。昔ながらの年賀状を毎年承っていて一段落したところである。
年賀状には〒・住所・電話番号をつけるのは当たり前である。
ところが、さすがに匿名やニックネームはないが、〒や電話番号をつけない人が意外といる。
いわく「個人情報」だからというのである。
電話番号を電話帳に記載しない。町会名簿記載拒絶。表札なし。
いわく「個人情報」だからといううのである。
本来、住所や電話番号は人に知ってもらって、交互に連絡しあって社会生活をするための、最低の基盤であるはずである。
なんともおかしな現象である。
「個人情報」だからと、匿名やニックネームで自分を隠し、言いたいことを言っている。
なんとも卑怯な話である。
このブログもその象徴といえるだろう。
実は、そんな、むくつけき堂々たる信念から、私は当初は、ブログをはじめ、なんでもかんでもホンメイを通していた。
ところが・・・やになっちゃった。メールと電話の攻撃。ついにはアダルトサイトの落とし穴。嫌がらせばかりではないが、全て次元が低い金がらみ。自分が惨めになっちゃった。
仕方がないから主張に反してニックネームでしゃべる事にした。まことに情けない。でも、こりゃやっぱりよっぽど、社会が、政治が、悪いんだぞー。
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投稿: みんな の プロフィール | 2008年1月 5日 (土) 11時29分