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マンガ・・たちよみ、すわりよみ、そしてよみうり。

私は30年前本屋をやっていた。
そして大変な特権を持っていた

つまり本が読めたのである。只で・・・。
箒を持ちながら立って読み、はたきを持ちながら座って読んだ。そして読んではそれを売っちまった。

何でも目まぐるしく発展していく時代、だがCDは勿論ビデオもない時代、本は結構売れた時代である。

特にマンガ。まんが。漫画。とにかくよく売れた。子供向け・・・いや大人も入り混じって買っていった”少年マガジン””少年キング””・・・サンデー”。
毎週火曜日だったかな、平台に山済みするやいなや売れていった。
確か90円ぐらいだったと思う。

たてつずけに大人のまんが週刊誌も、発刊されていった。本の名前はしらべりゃ分かるけど、ほとんど忘れた。
ただマンガの、そして次に現れた劇画の題名は結構覚えている。

ゴルゴ13.不死鳥。子ずれ狼。ルパン3世。カムイ伝。・・福ちゃん、サザエさん・・・・。
そのまた昔の、のんきな父さん、只野凡児、・・・のらくろ、タンクタンクロー、冒険ダン吉・・コリャきりがない。

本屋のときは勿論、この歳になるまで読んだのはマンガだけでも大変な量になる。ましてやマンガは映像だから飲み込みが早いし、面倒くさくないからいっぱい読める、というより見れる。それだけパーにはなりやすいけど・・・・。

パーになったせいか”いかった”と記憶に残っているものはほとんどない。

ただ昔と今の変な違いを感じている。

あの戦争中や焼け跡時代の殺伐たる世相を背景にしているはずのマンガは、のんきな父さん、只野凡児など、平和でのんびりしたナンセンス。
物が豊かで平和な現代は、ゴルゴ13などから始まる人殺しと、ドカン,バキューンの音響マンガの氾濫。

パラドックス。漫画も、たしかに時代を象徴しているのだろう。

蛇足ながら、私の本屋はとっくにつぶれた。呑み助が飲み屋をやったようなものだった。

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コメント

新聞に鼻の薬のコマーシャルで登場していたあの顔
只野凡児だっけか?

投稿: yaswara | 2006年12月18日 (月) 07時19分

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